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【学級開き】4月は学級開きの季節!今からでも遅くない、学級開きのコツ、伝授します!

2013/04/22

カテゴリ
日本の教育
キーワード
学級開き 学級経営 小学校 中学校 高等学校 現役教員

はじめに

 教員ステーションをご覧の方の中には、この春晴れて大学を卒業し、いよいよ先生として学校現場に出て行く…という方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。そこで、教員ステーションでは、「先生の仕事」について、特に若い先生方にオススメの記事を今後掲載していこうと考えています。また、教師を目指す学生の皆さんにとっては、教育実習に行く前に少しでも現場のことを知っておく良い機会になるのではないかと思います。是非ご覧ください。

 今回は、横浜市の小学校教諭、岐阜県の中学校教諭を経て、現在は岐阜県の小学校教諭をされている長瀬拓也さんのコラムです。長瀬先生は20代ですでに単著を数冊出版されている現役の先生(現在は32歳)で、近著では『学級経営・授業に生かす!教師のための「マネジメント」子どもも教師も成長する65のヒント』 などがあります。

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「学級開き」から「学級拓き」の時代へ

 
 月曜日から学級をひらく人、または、始業式はすでに終わり、月曜日から本格的にスタートするという先生もいると思います。

そこで、学級びらきについて書きたいと思います。

学級をひらくということは、かつてはそれほど困難ではなかったと思います。
担任が自己紹介し、教科書をくばり、明日からがんばりましょう。
「は~い」
…というような牧歌的な時代がありました。

地域によってはそうした学校は実はまだ多く残っています。
いわゆる地方で学力が高いと言われている地域はそうしたことが多いと思います。

はっきりいえば、本来の姿がこうした姿です。ですので、もし、学級開きの時期から騒乱になるということは、教師の力以上に社会が荒れている、ということだと思います。
学校は学ぶ力をつけるところです。

しかし、今、学級びらきは、学級開きではなく、「学級拓き」になってきていると思います。現場の教師はやるしかありません。つまり、耕すとか、切り開くといったように、難しい環境を歩んで行かなくてはいけません。

そこで、どうするか、について。
 

ルールがある程度でき、人間関係も比較的良好なクラスの場合

  
 こういったクラスの場合、やる気を持たせる上で、楽しい話や活動を入れるとよいでしょう。呼名やゲーム、詩の朗読など、多彩な活動も入れながら取り組みましょう。

 
ただ、時間は限られているので、
 ・先生が大切にしたいこと
 ・絶対許さないこと
は、まず伝え、
 ・詩の朗読をしたり、一人ひとりのよさを呼名しながら伝えるとよいでしょう。
 よさは、前任の先生や要録から見ればわかります。

 ただ、若い先生は、「昨年度とは違う」「まずは先生の仕方で進め、できたらどんどん自分たちで」というように、教室のオーナーシップをまず教師主導→子ども達にゆだねていくことを宣言してもよいでしょう。
 そうしないと、一部の課題のある生徒や児童から「昨年はこうだった」という揺り返しが生まれてきます。こうした揺り返しはうまくすれば主体性が生まれますが、逆にルールが安定しない場合もあります。

 そのため、「○年生になったので、昨年とは違うことをたくさんするよ。まずはこれで進めてみて、うまくいかなければ変えていきます。もっといえば、1学期は先生がまずつくっていくけど、2学期になったら、君たちができるようにしてほしい」というとよいでしょう。そうすれば、アドバルーンに対して「まず、○年生としての姿を見せてからね」といえます。
 
 ただし、前年度を否定するのではなく、「去年の先生に教えてもらっていていいね。すごいね」「この考えは実は○○先生から教えてもらったんだ。」というように、昨年の関係ができている先生の指導をよさを子どもに伝えながら指導に入っていくといいでしょう。私の場合、「○○先生から聞いて、○○してみたよ。でも、○年生だから、ちょっとバージョンアップしたんだ」というように説明していきます。

 「ああ、この先生ならやっていける」と考えさせることが必要です。


先生に対して不信感がある、人間関係が良好でないクラスの場合

 
 いわゆる厳しい学級をもった場合です。

 この場合は、リセット宣言やリスタート宣言をさせるとよいでしょう。
 これは、多くの力のある先生達が行ってきていることです。

 「昨年は色々あったと思う。でも、それは0にする。昨年は昨年。今年は今年。今年は新しい人になったぐらいで先生は見ようと思う。全員0からのスタートだ」
 「とにかく、先生としては、中3(小6)として学校を導くものとして、姿で見せてほしい。言葉も大事だ。ただ、言葉だけではだめだ。言葉を実行に、姿で見せよう。」
 と話したことが過去にあります。

 こうしたクラスは呼名などをすると、生徒と先生が一対一で向き合う必要が出てきます。
 そうなると意地と意地になります。抵抗する場合もあります。

 その場合は流す(いわゆる抵抗に抵抗しない)指導、つまり、「声が小さい!」というように個人指導をするよりは、「はい!」と大きな声で言った生徒を褒める指導に切り替えた方がよいでしょう。つまり、しっかりやっている子をほめるという指導です。

 リセット&リスタート宣言が必要なクラスは、基本的に全体にプレッシング的な指導(身だしなみ、声かけ、あいさつなど規律的なもの)を怒りちらすよりは、丁寧にかつ、低い声で徹底させていく意識で行いましょう。逆に、個に対しては全体で掲げた指導ができている子をほめて、評価する=つまり、リセット&リスタートしていることを体感させることが重要です。

 かつては、前年度指導が厳しい子、担任を困らせた子を帰りの会後、個別に呼んで、「俺は昨年のことは知らないし、忘れる。今日からの姿を見るから。俺はお前を何とかしてあげたい。高校にも行かせたい。俺はお前のために必死でやるから、俺を信じろ。お前ならできる」というようなことを言ったことがあります。

 

笑わせて、ほめる。が秘訣。


 その上で、若い先生であれば、徹底的にそのあと笑わせるのがコツです。

 どんどん笑わせる。
 楽しい、気持ちがいい。
 そして、ほめられる。

 笑い→ほめられる

 これを繰り返していくことが大切です。

 まず、しっかりとルールを意識させる。話を聞かせる。
 でも、笑わせる。笑うということは、話を聞いていないとできないことなので、とにかく、聞く耳を持たせることが大切です。


 熱い思いで語り、笑わせる。先生の話を聞きたくなる工夫。そしてほめる。

 時間は短いですが、ぜひがんばっていきましょう。

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記事執筆:長瀬 拓也

1981年、岐阜県生まれ。岐阜県立中津高等学校、佛教大学教育学部卒業。横浜市立小学校教諭、岐阜県公立中学校教諭を経て、現在岐阜県公立小学校教諭。NPO法人授業づくりネットワーク理事。
高校生の時、中学校教員だった父親が白血病で他界し、 教師になることを決意する。 若い教師向けの著書多数。

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