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テレビは見ない!ゲームもしない!そんな子育て可能なの!?~テレビなし教育のススメ~

2015/05/28

カテゴリ
日本の教育
キーワード
テレビ ゲーム テレビなし教育 子育て スマートフォン

小学生は1日2時間20分をテレビやゲームに費やしている!

ベネッセ教育総合研究所の調査によると、小学校高学年の生徒が1日にテレビ・DVDなどを見る時間は平均で95~100分、ゲームで遊ぶ時間は平均40分前後になっています(ベネッセ教育総合研究所「放課後の生活時間調査2013」より)。この2つを合わせると、約2時間20分をテレビやゲームに費やしていることが分かります。

また、近年子どもたちの所持率が上がっているスマートフォンの利用時間と合わせると、3時間前後、テレビ・ゲーム・スマートフォンに費やしていることになります。スマートフォンで友達と連絡を取り、前日の夜に観たアニメやバラエティ番組は学校でも話題の中心、なんてことも多いはず。

このように、テレビやゲーム、スマートフォンは現代の子どもたちにとって欠かせないものとなっていると言えるでしょう。そんな中で子どもに「テレビは見ちゃダメ!ゲームもしちゃダメ!もっと早く寝なさい!」なんて言うことは少し難しくなっているのかもしれません。
 

テレビ・ゲームは禁止の教育方針!実体験重視の我が家の教育

私は、幼少時代、両親の教育方針で、ゲーム禁止・見られるテレビは朝のニュースのみ、就寝は毎日20時という家庭に育ちました。 

小学生の時には学校で友達の話題についていけないこともしばしば。友達の家に遊びに行き、みんながゲームをしている中、やり方もわからずただ呆然としていたこともありました。

低学年の頃は特に、「どうして私の家だけみんなと違うんだろう」と思うことも少なくありませんでした。しかし、今思い出してみると、我が家のテレビなし教育は自分にとって良い経験だったと感じているのです
 

バーチャルな世界よりも、実体験を大切にしてほしい~両親の想い~

両親が私をテレビ・ゲームなしで育てようと思った背景には、実体験を大切にしてほしいという思いがあったそうです。体験することでしか味わえない楽しいことが世の中にはたくさんある、ということを伝えたかったと言われたことがありました。

また、家族団らんの時間を大切にしたかった、ということもあったそうです。両親が共働きであったため、一家揃って過ごせる時間はそうたくさんはありませんでした。しかし、食事の時間やおやつの時間などのひとときを楽しい濃密な時間だと感じることが出来たのは、団らんの時間をまさに「家族水入らず」で過ごすことが出来たからではないかと思います。
 

今なら言える、私は友達より有意義な時間を過ごせていた!

テレビもゲームを禁止されていたことに不満がなかったわけではありません。しかし、今振り返ってみると、周りの子達がテレビやゲームに費やしていた時間を、私はもっと有意義に使えていたと感じています。
 

読書大好き!1日に本を最低4冊読む、本の虫!

テレビもゲームも見ることができない私は代わりに読書が大好きになりました。毎週末図書館に足を運び、30冊程度本を借り、それらを全て一週間で読みきっていました。つまり、1日に4冊程度は本を読んでいたということです。おかげで、文を速く読む力、文章を効率よく読み、理解する力が備わったと感じています。
 

外遊び大好き!どろんこになって遊ぶ毎日

放課後家に帰ると自宅の庭で遊ぶことが日課でした。図鑑を片手に、草花をつかったおままごとをしながら野草の名前を覚えました。どろで食器やどろだんごをつくり、どろんこになるまで遊びました。庭の芝生を裸足でクタクタになるまで走り回ったりもしました。身体が丈夫で、ちょっとやそっとのことでは風邪をひいたりしないのは、子どもの頃の経験のおかげだと思っています。
 

早寝ゆえの早起き、毎朝父と新聞の取り合い

就寝時間が20時と比較的早かったこともあり、朝は5時に目が覚めていました。出勤前の父と新聞を取り合い、意味もわからず隅から隅まで新聞チェック。気になることは図鑑や辞典で調べ、なんとなく理解する程度ではありましたが、大切な日課でした。テレビを見られない分、唯一の情報源であった新聞で芸能ニュースなどをチェックし、友達の話題についていけるようにしていました。
 

やりたいことには何でもチャレンジ!習い事は掛け持ち最大5つ!

両親は、テレビやゲームの代わりにやりたいことを何でもやらせてくれました。ピアノ・習字・空手・ダンス・スキー・スクールバンド・英語など、「やりたい!」と言ったことには反対せず、何でも体験してみるのが良い、という考えで挑戦させてくれていました。あくまで無理やりではなく、自分からやりたいと言ったものだけに挑戦しましたが、どれも自分にとってとても貴重な経験になったと思っています。

習い事を掛け持ちしていたこともあり、周りの友達に比べて忙しい毎日を送っていたことから、テレビやゲームをする時間がなかった、ということも我が家のテレビなし教育が成立した理由かもしれません。


現代で「テレビ・ゲームなし教育」は成立するのか?

私の経験は約10年前の話であり、現在のほうが当時よりもずっとテレビ・ゲーム・スマートフォンなどが普及していることもあり、テレビ・ゲームを子どもたちから遠ざけることは難しくなっていると思います。私は、テレビ・ゲームが必ずしも悪いもの・絶対遠ざけるべきものであるとは考えていません。適度に触れる程度なら、友達との円滑なコミュニケーションを成立させるためにも良いのかもしれません。
 

テレビ・ゲームを完全に禁止しなくても良い?

私は、テレビ・ゲームが必ずしも悪いもの・絶対遠ざけるべきものであるとは考えていません。しかし、「テレビやゲーム・スマートフォンはなかなかやめられない」ということを頭に置いておくことが必要であると思います。一度始めてしまうと、なかなか抜け出せない、ズルズルやり続けてしまう、という経験はありませんか?ある程度のメリハリをつけながら付き合っていくことが欠かせないものであることはきちんと理解しておく必要があるでしょう。
 

 テレビなし教育を成立させるコツは、両親の努力にあった!

我が家でテレビ・ゲームなし教育が成立した背景には、両親の努力もあったと思います。母はそれまでテレビが大好きでしたが、私に合わせてテレビを見ることをやめました。また、やりたいこと・好きなことを習い事などの形を通してのびのびと経験させてくれるなど、私がその他のものにもっと興味を持つように様々な機会を与えてくれたことも、成立した要因であると考えています。
 

 テレビ・ゲームなしで「仲間はずれ」になったりしないのか

テレビ・ゲームなし教育を行う上で、多くの方が心配するのは、「テレビやゲームを禁止して、周りの友達に仲間外れにされたり、いじめられたりしないか」ということだと思います。

私自身、テレビを見ていなかったこと、ゲームが禁止だったことで友達の話題についていくことが難しい時も多々ありました。その時に両親には、「テレビやゲームの話でしか繋がれない友達は本当の友達じゃない。あなたは、もっと面白い話題を提供できるような魅力的な人間になればいいだけ」と言われたことをしっかり覚えています。

とは言え、周りの友達はなかなか理解してくれないこともありました。しかし、新聞を読んだり、友達の会話を必死で聞くなど、自分なりの方法で情報を集めて、上手く友達と付き合うことができていたと思います。

小中学生の時は自分の周りに「テレビ・ゲームなし」の環境で育ってきた子はいませんでしたが、高校に入ると、クラスに2、3人は自分と同じような友達がいたので、安心したことを覚えています。
 

テレビ・ゲームなし教育の良いところ・悪いところ

最後に、テレビ・ゲームなし教育で育ってきた者として、利点と不利点をまとめてご紹介したいと思います。

  • 良いところ ①実体験・経験重視で様々なことにチャレンジするきっかけになる
  •         ② 家族団らんの時間を大切にできる  
  • 悪いところ ①友達の話題についていけないことがある
    •       ②解禁されると反動でテレビ・ゲームにのめり込んでしまう(友達談)

この機会にテレビ・ゲームなし教育について考えてみてはいかがでしょうか?是非、参考にしてみてください。

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記事執筆:はやさか

教育に関わる仕事がしたいと考えている、大学3年生です。
自分自身も教育について考え、理解を深めていきたいと考えています!

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