今年の7月1日は1秒だけ長い! 3年ぶりの珍事で何が起きる?-教員採用試験対策/教師・教職の募集情報|教員ステーション

教員ステーショントップコラムちょっとおもしろい話今年の7月1日は1秒だけ長い! 3年ぶりの珍事で何が起きる?

今年の7月1日は1秒だけ長い! 3年ぶりの珍事で何が起きる?

2015/05/31

カテゴリ
ちょっとおもしろい話
キーワード
時間 うるう秒 豆知識

2015年7月1日は1秒だけ長い!?

みなさんは「うるう秒」という言葉を知っていますか?「うるう年」ではありません、「うるう秒」です。うるう年はみなさんご存じの通り、2月29日があって、1年の長さが366日になる年のことを言います。これに対して、1日の時間が普段よりも1秒だけ長い日というのがあり、この1秒のことをうるう秒と呼ぶのです。

こうしたうるう秒が、2015年の7月1日に挿入されることがすでに明らかになっています。

日本標準時(JST)の維持・通報を担当している独立行政法人・情報通信研究機構(NICT)は1月16日、3年ぶりとなる「うるう秒」を今年7月1日に挿入すると発表した。7月1日の午前8時59分59秒と午前9時00分00秒の間に「8時59分60秒」を挿入。7月1日が1秒だけ長くなる。
2015年1月16日 ITmediaニュース) 

 つまり、2015年の7月1日は、普段の1日より1秒長く満喫(?)することができるのです。
 

なぜうるう秒なんてものがあるの?

とはいえ、なぜうるう秒なんてものがあるのでしょうか。1日の長さが1秒だけ長い日を用意しなければならない理由とは一体何なのでしょうか。

上で紹介した記事のなかでは、「地球の公転・自転に基づき時刻を決める『天文時』と、原子時計とのずれ」を調整するためにうるう秒が用いられると書いてあります。しかしこれだけではよくわからないので、もう少しくわしく書いておきましょう。

自然科学研究機構・国立天文台によると、「1日」という時間の単位は古くから、地球の自転を基準にして定められていました。この1日という時間単位から、1時間・1分・1秒というより細かい時間単位が導かれていったのです。

しかし、技術の進歩によって原子時計(セシウム原理を励起させるマイクロ波の周波数を確認することで1秒の長さを決める時計)ができると、地球の自転速度にはムラがあり、いつでも同じ速度で回転しているわけではないということがわかりました。地球の自転が遅かったり速かったりする状態が続くと、地球の自転をもとに決まる時刻と原子時計をもとに決まる時刻とのズレが大きくなっていきます。

このズレが大きくなりすぎると問題です。地球の自転をもとに測定される「正しい」時刻と、原子時計で測定される「正しい」時刻とが異なる時刻を示してしまい、私たちの生活は混乱してしまうことになります。

こうした両者の時刻のズレを解消するために、うるう秒だ用いられます。地球の自転と原子時計によって決まる時刻の差が±0.9秒の範囲に入るよう、うるう秒による調整が行われます。これが、うるう秒が用いられる理由です。
 

うるう秒で何が起きるのか

ここまで書いてきた内容を見ると、うるう秒とは非常に単純な仕組みであるようにも思えます。「なんだ、たまたまある1日が1秒だけ長くなるだけじゃないか」、そう思う人もいるでしょう。

しかし、侮ることなかれ。たかが1秒、されど1秒です。うるう秒をめぐっては、これまでいくつかの問題が生じてきました。

その一例として、前回うるう秒が実施された1日、2012年7月1日には、MozillaやLinkedIn、foursquareといったインターネット・サービスにおいて障害が発生するという自体が起こりました。

うるう秒が挿入されると、コンピューターのシステム時刻が協定世界時(UTC)などよりも1秒進んだ状態になります。その1秒のズレのために、コンピューターにトラブルが生じてしまうのです。正確無比なコンピューターならではの問題かもしれませんが、決してその影響力は小さくありません。
 

1秒を重く感じる1日?

とはいえ、インターネット・サービスにも特段かかわることがない人たちにとっては、1秒のズレは大した出来事ではないかもしれません。

ですが、普段よりも1秒だけ長い今年の2015年7月1日には、その1秒の重みを、普段何気なく過ごしてしまうときよりも感じることができるでしょう。

みなさんも7月1日の午前8時59分59秒と午前9時00分00秒の間では、普段とは違う「特別な1秒」をぜひ意識してみてはいかがでしょうか。
 

参考記事

質問4-3)『うるう秒』ってなに?」(自然科学研究機構・国立天文台HP)

世界でいちばん正確な1秒!」(産総研HP)
 

関連記事:教採に向けて1秒でも惜しい・・・そんなあなたへのおすすめ記事

教職実習前に○○を分析せよ!評価を上げるコツを大公開!

自己PRポイントを教えてくれる!教職向けの適性診断は、5月のイマが最後のチャンス!

  

記事執筆:やんべ

教員ステーションのプロジェクトスタッフです。
大学では社会科学を学んでいます。
教育にまつわる「不思議」について考え、書いています。

コメント

キーワード

関連カテゴリの記事

新着記事

おすすめ記事

【短期アルバイト】日給9100円!採点バイトほか-教採に役立つ、子供と関われる教育アルバイト!

大学生活は何かとお金がかかるもの。アルバイトをしたことがある人がほとんどかと思います。しかし、「どうせアルバイトをするなら、教員採用試...

おすすめ書籍一覧はこちら

コンテンツ協力

教育の次代を創る 日本教育大学員大学

東京アカデミー

今年の7月1日は1秒だけ長い! 3年ぶりの珍事で何が起きる?-教員採用試験対策/教師・教職の募集情報|教員ステーションページ上部へ