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【今週末開催】『21世紀の教育格差』五月祭教育フォーラム2015学生代表登壇者にインタビュー!

2015/05/12

カテゴリ
教育関連団体インタビュー
キーワード
教育格差 品川裕香 隂山英男 鈴木寛 東京大学 五月祭 フォーラム 教育 貧困 社会貢献

今年も開催!五月祭教育フォーラム2015

「2030年には今ある職業の50%が無くなる」とまで言われる変化の激しい現代社会。
私たち若者は“社会”が求める〈21世紀型能力〉という“得体の知れない力”を身に付け、
答えの無い課題を解決していかなければいけないらしい。山積している課題の中で、
私たちが目を付けたのが、教育格差の問題。

“教育”によって、〈21世紀型能力〉を身にけることはできるのか?
そもそも〈21世紀型能力〉とは何か?
“教育”は今ある教育格差にどう立ち向かうのか?

今、私たち若者には何ができるのか?

学生である私たちの考える問いを教育の専門家にぶつけ、ともに議論を交わしながら、私たちはこれから何が出来るかを、「」の目線から考えていく。

500人の「」が考える、500通りの未来。
あなたは、どんな未来を描きますか…?

(五月祭教育フォーラム2015『21世紀の教育格差』HPより)

教員ステーションでも毎年レポートしている五月祭教育フォーラム@東京大学!

教育界の著名人を登壇者として招き、学生との議論を通じて「これからの教育について考える」フォーラムです。東京大学でもっとも大きな教室で開催され、毎年500人規模の来場者を誇る五月祭の目玉とも言えるイベントが今年も開催されます!

2006年にはじまり第10回目を迎える今年のテーマは、『21世紀の教育格差』

このフォーラムでは毎年、著名人だけではなく学生も登壇しています。今年の学生代表、早稲田大学教育学部2年の與口直樹さんにお話を伺いました。

コミュニケーション能力と教育格差

さっそくですが、「21世紀の教育格差」というテーマを選ばれた理由をお聞かせください。

この五月祭プロジェクトを実行している主要メンバーは4人いて、その4人で話し合い、はじめは「コミュニケーション能力」というテーマを考えていました。今、僕たち大学生が抱えている疑問や違和感を考えたときにこのテーマが浮かんだんです。

一言でコミュニケーション能力といっても、実はいろんな意味があるじゃないですか。会話を弾ませる能力とか、少しの言葉で理解する能力とか、異文化とコミュニケーションを取ることであったり…。でも、実はそれぞれに全然違う能力が必要だと思うんです。

その中で、そういう能力がなぜ必要なのか、どういう経緯でそれが必要になってきたのかに迫るフォーラムはどうかと考えていたのですが、僕たちの所属するNPO法人ROJE理事の方々から「NPOとして社会に価値を与えるということを考えた時に、視点が大学生に寄りすぎているのではないか、社会性のないテーマになってしまうのではないか」というご指摘をいただきました。

確かに五月祭プロジェクトは学生の視点というところに大きな意味のあるプロジェクトではあるのですが、フォーラムの参加者は大学生だけではありませんし、やっぱり社会性という視点を大切にしたいということになりました。

実はちょうどその話し合いをしているときに、川崎で痛ましい事件が起こったんです。それでいじめや格差の話題となり、これまで温めてきたコミュニケーション能力というテーマを完全に捨てるのではなくて、それを踏まえつつ教育格差というテーマに迫れたら、社会性もありつつ、僕たちの想いも強く出していけるのではないかと考えました。

 

新しい能力感

コミュニケーション能力と教育格差の関連について、もう少しお話を聞かせてください。

本田由紀さんの『多元化する「能力」と日本社会 ―ハイパー・メリトクラシー化のなかで』や苅谷剛彦さんの『学力と階層』を読んでいて、コミュニケーション能力等の21世紀型能力、本田由紀さんの著書にはポスト近代型能力とあるのですが、その中に「これからそういう能力が求められる中で、苦しむ層が出てくる、その苦しみは家庭環境の影響を受けているのではないか」とありました。そこで家庭の重要性が増す中、そういう視点で話を進めていきたいと考えています。新しい能力感が一層、格差の問題を難しくしているのではないかと考えたんです。

ROJEの理事でもある隂山英男先生に、各地の学校や貧困層の方々にも取材をされている教育ジャーナリストの品川裕香さんを紹介していただいて、今回のゲストとしてお迎えすることになりました。品川さんと隂山先生、同じくROJEの理事である鈴木寛先生の視点を入れてこの問題を考えていくことで、テーマは同じでも捉え方や解決策が違ったりするのではないかと考え、有意義なフォーラムにしたいと思っています。

 

五月祭教育フォーラム2015の目指すもの

五月祭教育フォーラム2015でもっとも伝えたいことは何ですか?

教育格差が生まれる問題は経済力だけではないんです。単に貧困といっても、経済的な貧困だけではなく、精神的な貧困だったりとか、本当にいろいろな要素が多くて、一概に片づけられる問題ではありません。

いろいろと考えていく中で、僕たちにもするべきことが、できることがあるんじゃないかと思うようになってきました。主要メンバー4人の共通意識として「大学生でもできることから始めればいい、できることから始めてそこから社会貢献や社会課題解決といった視点にもっと目が向くようになれば、若者の力としてもっとできることが広がっていくんじゃないか、そうすればもっといい社会になるんじゃないか」と考えるようになりました。自分で動くだけではなくて、自分で動くことが社会に広がるように意識してもらうことができたらいいなと思っています。


與口さん、ありがとうございました!

 

五月祭教育フォーラム2015 開催概要

日時

5月17日(日)14:00~16:30 (13:30開場)

会場

東京大学本郷キャンパス法文一号館25番教室

参加費

無料

後援

文部科学省(予定)、東京都教育委員会

 

登壇者紹介

鈴木寛 Kan Suzuki

東京大学教授、慶應義塾大学教授。文部科学大臣補佐官、日本サッカー協会理事、社会創発塾塾長、元文部科学副大臣。NPO法人日本教育再興連盟代表理事。

1964年生まれ。東京大学法学部卒業後、1986年通商産業省に入省。慶應義塾大学SFC助教授を経て2001年参議院議員初当選(東京都)。 12年間 の国会議員在任中、文部科学副大臣を2期務めるなど、教育、医療、スポーツ・文化、科学技術イノベーション、IT政策を中心に活動。10月より文部科学省 参与、2015年2月文部科学大臣補佐官を務める。

 

陰山英男 Hideo Kageyama

立命館大学教育開発推進機構教授(立命館小学校校長顧問)。文部科学省中央教育審議会教育課程部会委員。NPO法人日本教育再興連盟代表理事。

1958年生まれ。岡山大学法学部卒業後、兵庫県朝来町立山口小学校教師時代から、反復学習や規則正しい生活習慣の定着で基礎学力の向上を目指す 「陰山メソッド」を確立し脚光を浴びる。内閣官房 教育再生会議委員、文部科学省中央教育審議会委員、大阪府教育委員会教育委員長などを歴任。

 

品川裕香 Yuka Shinagawa

教育ジャーナリスト。編集者。

1964年生まれ。早稲田大学法学部卒業。出版社で雑誌・書籍の編集に12年携わった後、2000年に独立。教育・医療・社会問題を異文化理解・予 防的観 点から取材執筆。国内外の教育現場(いじめ・不登校・虐待からLD・ADHD・アスペルガー症候群など特別支援教育、非行など矯正教育まで)、子ども・保 護者・教師・支援者たちの思いを多角的に取材執筆。

與口直樹 Yoguchi Naoki

早稲田大学教育学部教育学専修2年。開成高校出身。 五月祭教育プロジェクト プロジェクトリーダー。

昨年度、若干1年生ながら五月祭教育フォーラムにもスタッフとして携わり、ROJEで活動することを決意。 今年度、その経験と五月祭に対する熱い思いからプロジェクトのリーダーを務める。 鈴木寛氏が推し進めるコミュニティスクールと呼ばれる地域と一緒に運営する小学校の出身であり、教育と地域・社会の結びつきに強い関心を持つ。

  • 五月祭教育フォーラム2015の詳細・お申込みはこちらから

 

これまでの五月祭教育フォーラムについてはこちらから!

《第1回 教室の今と未来~いじめ・発達障害の視点から~》
グローバル化について考えよう!【鈴木寛先生インタビュー①】
いま、求められる「グローバル人材」【五月祭教育フォーラム2014①】


参考

NPO法人ROJE

記事執筆:まゆきみか

理想の教育はひとりでも多くの子どもが「学ぶ楽しみ」を感じることができること!
これからの教育を担うみなさんと一緒に教育について考えていけたら嬉しいです。

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