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映画「バベルの学校」を観てきました!~鑑賞&交流会レポート~

2015/03/18

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バベルの学校 おすすめ映画 映画 多文化教育

映画「バベルの学校」を鑑賞&交流会を実施しました

先日、当サイトでも参加者を募集していました、映画「バベルの学校」の鑑賞&交流会を実施してきました。この企画では、「バベルの学校」を鑑賞した後、参加者で映画の感想をシェアしたり、教育についての考えを話し合う場を設けました。折角の機会でしたので、映画のレビューとともに参加者の声や会の様子をお届けしたいと思います。
 

「バベルの学校」ってどんな映画?

24人の生徒、20の国籍、24のストーリー。 
フランス中を感動に包んだドキュメンタリー。
アイルランド、セネガル、ブラジル、モロッコ、中国…。世界中から11歳から15歳の子どもたちがフランスにやって来た。これから1年間、パリ市内にある中学校の同じ適応クラスで一緒に過ごすことになる。 24名の生徒、20の国籍…。この世界の縮図のような多文化学級で、フランスで新生活を始めたばかりの十代の彼らが見せてくれる無邪気さ、熱意、そして悩み。果たして宗教の違いや国籍の違いを乗り越えて友情を育むことは出来るのだろうか。そんな先入観をいい意味で裏切り、私たちに未来への希望を見せてくれる作品。

文部科学省特別選定 社会教育(教養) 青年向き 
文部科学省選定  社会教育(教養)成人向き

「バベルの学校」公式ホームページより)

 この映画は、フランス、パリの中学校を舞台にしたドキュメンタリー映画です。

フランスには毎年多くの子ども達が移民としてやってきます。その理由は、経済的、政治的、紛争などさまざまです。この映画の主人公は、フランスに移住してきた生徒たちと担任の先生。宗教や国籍など、異なるバックグラウンドを持つ生徒たちは、「適応学級」とよばれる学級でフランス語や基礎的な知識を学び、準備をしてから通常のクラスへ移ります。

子どもたちは、それぞれ悩みや問題を抱えています。中には家庭の事情で突然引っ越しが決まり、学校を去らなければならない生徒もいます。彼らの生活は決して安定しているとは言えないでしょう。先生は生徒一人ひとりを尊重し、向き合い、じっくり話を聴きながらサポートをします。

この映画では、適応学級での一年間の学びを通した、子どもたちの成長や適応学級での教育のありかたを見ることができます。
 

参加者の感想

参加者の方々に感想をいただきましたので、その一部をご紹介します。 

最初の場面で、各言語であいさつをしているときに、生徒同士で言い争いが起きていたのが印象的でした。 育った国が違えば、信仰する宗教も違う。母語も違う。違うことだらけの生徒を理解し受けとめようとする担任の先生に尊敬の念を抱きました。 日本の公立学校には、日本語が母語の子どもがほとんどです。しかし、同じ日本人の中にも家庭環境等の違いはあります。自分と相手が違うことを受けとめ、どう生活していくか。共生についてのヒントを得た気がします。 
バベルの学校を観て、印象的だったのがとても多くの国からバベルの学校に通い、様々な宗教、言語の違いがあり、様々な理由がある中、一緒に学んでいく学校スタイルに驚きました。
子供たちの間でこれだけ違いが表に出ている学級もなかなかないだろうと感じた。言語も違えば宗教も違う。彼らはそうした属性の違いやそこから派生する考え方の違いを議論といった形で出すことをおそれない。それでいて互いに共感する部分は共感し、別れのときには涙すらする。そうした環境から、真の異文化理解、異文化への寛容性が生まれるのかもしれない。心の内に違いを抱えながらもそれを出すことをおそれがちな日本の通常学級にいた身としてはうらやましく感じた。 また、この学級の担任は一人一人と向き合っていた。多様な背景を持つ子供たちは一人一人置かれている状況が違う。そうした中で、ときには進級をさせないという判断を子供に伝えることもあった。それは真剣に子供たち一人一人と向き合っていたからこそできることであり、彼女はそれが子供のためになると思ったからこそそうしたのである。この学級では違いがたまたま見えやすかっただけで、本来子供たちは一人一人違うはずである。どんな環境であっても子供たち一人一人と向き合う大人の存在が重要であると感じた。
印象的だったのが、子どもたちが頻繁に活発な議論をしていたことです。話題は、宗教やことば、あいさつなど様々。議論をひとつ見ても、ひとりひとりの個性が色濃く現れていたと思います。先生も子どもたちの議論をうまく引き出していたように感じました。また、先生はいつも子どもたちの話にじっくり耳を傾け、アドバイスをしたり、共感したりしていました。あの先生の姿勢は、自分が教師になったときに見習いたいと強く思いました。



「なぜ学校に行かなければならないのか」「真の共存って何?」~交流会の様子

映画の鑑賞後には昼食を取りながら、映画の感想をシェアしたり、教育についての意見交換をしました。話題はさまざま、「なぜ学校にいかなければならないのか」「真の共存は何なのか」「これから日本の教育はどうなっていくのか」・・・などなど、活発な意見交換でとても有意義な時間になりました。
 

参加者の感想

会では人種など関係のない真の共存、教育の在り方やそれぞれが受けてきた教育などの体験談など貴重なお話しができて良かったです。
夜間学校に勤めている方を交えてお話しました。様々な話題が挙がりましたが、最も記憶に残っているのは、「どうして学校にいかなければならないのか。」というものです。 現在、義務教育期間である小学校や中学校、その先の高校に進学し、学校で学ぶことに疑問を感じている子どもは何人いるのでしょうか。どうして、わざわざ学校で勉強するのか。みんなと同じ場所で学ぶことになんの意味があるのか。 答えはでませんでしたが、じっくり考えたいテーマでした。
これから日本の教育はどうなっていくのか、どうなっていくべきなのか考える良い機会でした。大学入試制度が変わることになり、中学や高校での「学び方」「教え方」にも変革が迫られていると思います。そんな中でどうやったらよりより教育になるのか、いろいろな方のお話が聞けてよかったです。


このように、日頃各自が教育について考えていることや、感じていること、疑問を挙げながら意見交換を行いました。会に参加してくださった方々も様々なバックグランドを持っていたので、色んな視点から意見の交流ができ、私自身、大変勉強になりました。また、自分の思いを言葉にして外へ発信することで、考えが整理されたり、新たな疑問が浮かんできたりし、また一段と教育について考えたい!という思いが強くなったように感じています。

 

おわりに

今回、映画を鑑賞し、参加者のみなさんと意見交換を行うことで、新たな気付きをたくさん得ることが出来ました。今後も機会があれば、積極的にこのような会を開催したいと思います。みなさんからの、「こんな映画があるよ!」「一緒に観に行きたい!」などのご意見もお待ちしております。多くの人にとって、学びの多い会になると思いますので、機会があればご参加ください。

 

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記事執筆:はやさか

教育に関わる仕事がしたいと考えている、大学3年生です。
自分自身も教育について考え、理解を深めていきたいと考えています!

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