教員採用試験のあれこれ聞きました!〜合格者と本音のトーク〜-教員採用試験対策/教師・教職の募集情報|教員ステーション

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教員採用試験のあれこれ聞きました!〜合格者と本音のトーク〜

2015/02/19

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インタビュー
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合格者 合格者インタビュー 福岡県 中学 中学校 英語 教員採用試験 ユウスケさん 教員志望 勉強法 テキスト 教育実習 集団討論

教採のキホンをおさらいしよう!

みなさんこんにちは。ライターのふうちゃんです。第一回目の記事(大阪府に合格された木下さんのインタビュー)は見ていただけましたでしょうか?

合格者にしか語ることのできない、合格までの「努力」や「合格のポイント」などをぎゅぎゅっとつめこみました。まずは第一回目の木下さんのインタビューからご覧ください!

 

教採不合格から二度目の教採チャレンジへ・・・

合格者インタビュー第2弾では、教員採用試験でみなさんが気になることについて、合格者と直接お会いさせていただき、ぶっちゃけトークしてきました。今回取材させていただいた合格者は、福岡県のユウスケさん。

  • ユウスケさん 
  • 出身:福岡県  受験した自治体:福岡県  校種:中学  科目:英語
  • 中学時代の先生の影響で教員をめざした。出身大学は教育大学ではなかったため、教職課程で教員免許を取得。「中学校の放課後の学習支援」や「ひとり親家庭の子どもの学習支援」などの活動に積極的に参加。

団塊世代の退職に伴い採用数が増えているとはいっても、教員採用試験が高倍率であることにかわりはありません。ユウスケさんも、高倍率のなか採用試験をたたかい抜いた一人です。しかし一回目の採用試験の結果は不合格・・・。講師登録はせず、自宅での猛勉強の末、二回目の挑戦で「合格」を勝ち取りました。


ここからは実際のインタビューの様子をお伝えします!

教育実習で気づかされた自分の未熟さ

教採の勉強を本格的に始めたのはいつごろですか?
あまり見栄を張らないようにしますね(笑)一回目の採用試験のときは、問題集を買ってから「しなきゃしなきゃ」と思いつつ全然手につかなくて。

実は教育実習の時に自分の中で大きな壁にぶつかって、辛かったんです。結局勉強をしたのは、一次試験当日の3日前からでした。
そうだったんですね。教育実習で何があったんですか?
授業をさせていただいたときに、怒られることが怖くて、生徒ではなく後ろで見ている指導教官の先生に対して授業をしてしまったんですね。でもやっぱり生徒は「自分たちの方を向いてくれていないな。」ってわかるので、お昼休みなどもあまり触れ合うことができず、距離ができてしまいました。教育実習がトラウマになってしまったんです。
僕自身が、失敗に弱い人間だったんだなと思いました。教育実習の後は全然勉強に身が入らず、一回目の採用試験は不合格でした。教育実習のことがひっかかっていて、講師登録もしていませんでした。そんなことがあったので、先生になったら失敗を次に生かせる子どもを育てたいですね。

 

二度目の教員採用試験に向けて再スタート

二度目の採用試験の勉強はいつごろスタートされました?
 採用試験が終わっても卒業論文があったので、卒業後の4月から、3か月間本格的に勉強をしました。
現役生と変わらないくらいじゃないですか?むしろ短い?
そうですね。ただ3か月でどうにかなるとは思ってほしくなくて。中学2年のときに教員になろうと決めてから、ずっと教員一本だったので、大学1年のときから教育に関する本を読んだりボランティア活動をしていました。だから3か月でどうにかなったのだと思います。勉強をしているときも「これ本で読んだことあるな」というものあったので効率良くできました。3年間塾のアルバイトをして一般教養の対策にしていましたし、小論文の指導もしていたので二次試験の対策にもなっていました。積み重ねが大切です。
たまに「教採の勉強は全くしてない」といった話を耳にしますが、できる人はそこに至るまでの土台作りができているんでしょうね。これから受験する人には、そういったうわさに惑わされずにしっかりと対策を行ってほしいですね。
後輩にアドバイスできるなら、しっかり自分と向き合って、自分にあった勉強法をみつけてほしいです。これは丸投げしているわけではなくて(笑)合格までに何が必要か・足りていないかを考えた上で、努力してほしいですね。

 

情報収集&分析を制する者が教採を制する!?ユウスケさんの必勝テクニック

採用試験の勉強で最初にしたことって何ですか?
情報収集です。自治体で評価の観点が出されていると思うのでそれを確認しました。※評価の観点を理解して受験してください。それから過去問分析ですね。
 「評価の観点」とは・・・?

福岡県の採用試験では、評価の観点というものがあらかじめ公開してあります。みなさんが受験される自治体も確認してみてください。以下、福岡県の例を挙げています。(協同出版「福岡県・福岡市・北九州市の社会科」より引用。一部省略。)

  • ●専門教科
  •  教員として必要な教科科目の基礎知識や専門的知識を身につけているか。

  • ●実技試験
  •  教科等を指導する上で必要な技能等を理解し、身につけているか。

  • ●集団討論
  •  コミュニケーション能力、協調性、積極性、態度、表現力、教養等。

例えば、「集団討論」では、協調性・積極性・態度などを見られます。そのため、自分の経験をアピールする場ではありません。しかし、自分の経験を長々と語ったり、討論中に気の合う受験者同士だけで話を進めていってしまう受験者もいるそうです。何を評価されているのかきちんと理解して対策に取り組みましょう!

おすすめの問題集、学習時間は?

専門教科の対策方法を教えてください。
受験自治体の過去問題集を解いて分析し、「精選実施問題」シリーズという問題集を解きました。
教職教養・一般教養の対策方法はどのようにされましたか? 
 教職教養はランナーシリーズを使っていました。一般教養(※)は過去問を解いたくらいですね。塾のアルバイトが一般教養の対策になっていました。

※福岡県では一般教養の割合が少ない一方、福岡市では一般教養が多く出題されます。

4月から3か月間、1日どのくらい勉強されました?
 朝4時間、昼4時間、夜2時間というように分けて勉強していました。

 

頑張っている仲間の存在を再確認

集団討論や個人面接、模擬授業の対策はどのようにされました?教育大学じゃないと、横のつながりって作りにくいですよね。
それはすごく感じていたので、4年生の11月にゼミが同じでストレートで採用試験に合格した二人と一緒に「教採ゼミ」を立ち上げて後輩と一緒に対策をしました。大学を卒業しても、大学の先生に個人的に頼んだりして、対策していただきました。
やはり一人では対策はできませんよね。スランプを感じた時期はありましたか?
二回目の採用試験のときに、一週間ぐらい勉強に身が入らなかった時期がありました。SNSで教採のためにフォローする人を変えたりしたのですが、周りの意識が高すぎて「自分はできていないんじゃないか…」と不安になっていましたね。でもSNSはみんなが本音ばかりを書いている訳じゃないと気付いたことで楽になりました。無理に乗り越えようとすると辛くなってしまうので、自分が今こういう状況だなっていうのを自分で把握することが大切だと思います。
教採に関わらず、あらゆる場面で使えるアドバイスを聞けた気がします。頑張り続けられた要因に何があると思いますか?
 社会人になってタフに働いている周りの存在があったからですね。こんなに大変な思いをしてみんな頑張っているんだから、自分も頑張らなきゃと思えました。

 

面接官の目にとまった合格者の魅力

ここまでに教員採用試験合格に至るまでの苦難や努力、合格のポイントなどを具体的に教えていただきました。でも採用試験に合格する人って、当然のことながら「試験で点が取れること」だけではないと思うのです。個人面接、集団討論、模擬授業など、実際に面接官と接する場面において、合格者の魅力が目にとまったのではないでしょうか?具体的にこうすればいい!と説明することはできませんが、ユウスケさんの魅力に触れることで、何かを感じ取っていただけたらと思います。

相手を思いやった対応ができるところがユウスケさんの魅力のひとつ

取材当日の話になりますが、初取材だったわたしにとって、ユウスケさんの取材は緊張そのものでした。しかし、やわらかい表情で明るく対応してくれたおかげで、初取材はとても充実した時間になりました。

また、打ち合わせの連絡の対応がとても早く、気持ち良く一緒にお仕事できる方だなと感じました。メールの最後には、相手の体調や気持ちを気遣った言葉が添えられているところなど、誰もができることではないけれど、誰がされても嬉しくなるような+αができる方でした。

「 魅力」は経験の積み重ね

大学一年生のときから、ボランティア活動に積極的に参加し、プロジェクトリーダーを務めるなど、たくさんの経験を積み重ねてきたユウスケさん。プロジェクトを運営するということはとても大変で、「連絡がつかない」「ミーティングをしようと思っても人が集まらない」など苦しい経験もされたようです。きっとそれらの経験が、現在の相手の気持ちを考えた行動ができるユウスケさんをつくっているのではと思いました。


失敗を恐れずに挑戦してほしい

しっかり自分とむきあってください。

もし二回目の教員採用試験が不合格だったとしても、講師登録をして教員を目指そうと考えていたユウスケさん。これから採用試験を目指す人たちには「しっかり自分とむきあってください。」とおっしゃっていました。この一言に、今回の記事のすべてが凝縮されているようにも感じました。

ボランティア活動や教育実習、様々な経験を積み重ね、時には失敗し、でも必ずそれを糧にして頑張り続けていたからこその合格。みなさんにも、失敗を恐れず、いろいろなことに挑戦して、合格だけでなくその先の教員になった自分を想像しながら、頑張ってほしいと思います!

きっかけはシャーペンの芯!?ユウスケさんが教師に憧れたきっかけとは

ユウスケさんの記事の続編(3月)では、教師を目指したきっかけであるシャーペンの芯にまつわるエピソードや、英語科独特の「英語面接」の対策方法、試験の様子などなど、見逃せない内容となっております!次回もお楽しみに!


きっかけは東日本大震災
こっちゃんさんは何を思い教師を目指したのか?

次回の合格者ロングインタビューは、東日本大震災が大きなきっかけで、防災教育活動に奔走している”こっちゃん”さんのインタビューです。

なんと、山梨県の国語科に現役合格されています!次回もお楽しみに。

それでは読んでいただきありがとうございました。
少しでもみなさんの夢のお手伝いができますように。

 

合格者ロングインタビューシリーズはこちら

教員採用試験合格のキホンと+α 〜いつやるの?「今でしょ!」〜 

ふうちゃんの学級通信もぜひご覧ください!

ふうちゃんの学級通信(9)~取材計画進行中~【教採日記】

 

参考

福岡県の昨年の採用試験の詳しい情報はこちらから(福岡県HP)


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記事執筆:ふうちゃん

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