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【9/28~10/4】孫・ひ孫世代の中で成績はトップクラス!84才高校生「勉強したい」

2014/10/07

カテゴリ
【週刊】教育関連ニュースまとめ
キーワード
教育ニュース 勉強 楽しい 面白い 学習 学び 動機 定時制 社会人大学院 学び直し 中1ギャップ MOOC サドベリー

9/28~10/4のニュースを一挙に解説!

2014年9月28日(日)から10月4日(土)にかけて報道された教育関連ニュースをご紹介しています。本記事では、84才の男性が定時制高校で勉強に励んでいるニュースを取りあげます。


孫・ひ孫世代の中で成績はトップクラス!84才高校生「勉強したい」

茨城県土浦市の土浦一高定時制で、84歳の男性が孫やひ孫と同世代の同級生に囲まれながら学んでいる。学業成績はトップレベルを維持。この年齢になって、どうしてそこまで頑張っているのか――。男性はその理由などを10月4日に同高で開かれる、県高校定時制通信制生徒の生活体験発表大会であかす予定だ。
(中略)
80歳を目前に「成人特例選抜入試」の存在を知り、土浦一高定時制を受験。2011年に80歳で入学した。
それからは猛勉強を開始。「何回も教科書を読んだり書いたりしないと記憶に残らない」と学校での授業時間以外にも毎日7、8時間は机に向かっている。夢中になって徹夜をしたこともあるという。
勉強道具にはチラシの裏を利用した自作ノートも活用。「節約するつもりはないが、物のない時代に育ったので」と笑う。
「知らないことを知るのは面白い」と言う吉田さんは今、iPS細胞や中東情勢問題などに関心を持っているという。同高定時制教頭で、吉田さんの長男よりも2歳若い佃敦之さん(51)は、「向学心旺盛な吉田さんの姿勢がほかの生徒に良い刺激を与えている」と話す。(2014/9/30読売新聞

本記事では、このニュースを基に勉強のあり方について考えていきます。
 

勉強はなぜ楽しくなくなるか

勉強はなぜ楽しくなくなるのでしょうか。

筆者も高校まで勉強を楽しいと思うことはほとんどありませんでした。その理由を考える上で、次の資料を見てみましょう。

これを見ると、中学校に入ると大きく「勉強が好きだ」と思える子供たちが少なくなることが分かります。

その原因と関連するであろう中1ギャップについての記述と子供たちの学校の授業の理解度についての資料を見てみます。

小学校と中学校とでは学習面において大きく環境が変わってきます。中学校に上がるとまず、教科担任制が始まります。それにともない、学習内容の難易度や学習速度が格段に上がるケースもあります。また、小学校のころにあった比較的平易なテストと比べて格段に難易度が上がり、本格的な試験勉強が必要となってくる中学校の定期試験の存在もあります。さらに、近年は小学校でも授業があるとはいえ中学校では英語の授業が本格的に始まります。
     (【9/14~9/20】小中一貫校、自治体9割が「成果あった」!一方で課題も・・・」より引用

これらから、中学校に入ると大きく「勉強が好きだ」と思える子供たちが少なくなることの原因としては、難易度や進度が早くなったことで勉強が分からなくなったことや、定期試験のプレッシャー等が考えられます。

さらに勉強の内容について言及すれば、覚えても何の役に立ちそうもない無味乾燥な暗記物も多く、子供たちにとって勉強のモチベーションにならないものも多くなってきます。
 

勉強が楽しくなるためには

このように勉強が好きではなくなる子供も多い中で、ニュース記事に登場した84才の男性は「知らないことを知る」のが面白く、授業時間以外に1日7~8時間も机に向かっているそうです。知らないことを知るというのは、本来的には楽しいことであるはずです。みなさんも一度は知らないことを知る喜びを感じたことがあるはずです。

筆者は、高校生の頃までは勉強を楽しいと思ったことはほとんどありませんでした。数学の問題を解く際にロジックを組み上げていく過程で多少楽しさを感じたことはありましたが、基本的に勉強は、受験のため、定期試験のため、嫌々やるものでしかありませんでした。しかし現在は、大学の講義とは別に、インターネットで誰もが受けられる講義であるMOOCsを活用しています。

マクロ的に見ても近年、社会人でありながら大学院に通うケースも増えています。

こうしたことを考えると、多くの人には学びたいこと、学びたいタイミングというものがあるはずです。そうしたときにきちんと学べる、学び直せるシステムがあるかどうかは極めて重要なことであると言えます。社会人大学院やMOOCsはそのシステムの一つであると言えるでしょう。

こうした学びたいタイミングできちんと学べる、学び直せるシステムは、学校内においても必要です。現在の学校教育は一斉授業が中心で、個別の対応が後手に回っているケースが多い印象を受けます。例えば、小学校の内容が定着していない中学生に学びたいタイミングが来たところで、授業を真面目に受けているだけでは授業から学びを得られる前提となる知識が欠如しているため学べる内容は極めて少なくなってしまうでしょう。そこで、個別の対応が必要になってくるのです。

また、学びたいこと、学びたいタイミングを大切にする考え方をつきつめると、サドベリースクールの考え方に行きつくかもしれません。サドベリースクールでは子供の自主性を尊重し、勉強を強制することはありません。この教育のあり方が一概によいとは言えませんが、こうしたあり方の存在を知っておくことは意味のあることでしょう。

筆者は勉強は本来楽しいものだと考えています。それが、様々な要素によって楽しくないもの、嫌なものに変わっていくことがあります。それはとてももったいないことであると思います。

勉強を嫌いにさせないために勉強を一切強制しない、定期試験を行わないといったことをいきなり実行するのは多くの場合困難でしょうし、弊害が生じる可能性もあります。しかし、好きこそものの上手なれという諺もあるとおり、勉強を好きでいつづけてもらうことの価値にもう一度目を向け、勉強を好きでいつづけてもらうような教育のあり方を考えてみることは決して無駄なことではないでしょう。そうしたところから新たな教育の形が現れてくるのかもしれません。

 

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記事執筆:さくま

都内で政治学を学ぶ大学生です。
みんなが活き活きと生きられる社会を目指しています。

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