「発問」で、関係の可能性を広げよう!【教育業界注目のコーチングとは④】-教員採用試験対策/教師・教職の募集情報|教員ステーション

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「発問」で、関係の可能性を広げよう!【教育業界注目のコーチングとは④】

2014/10/18

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学習コーチング入門研修レポート

去る8月24日、首都大学東京特任准教授の佐々木宏先生による、学習コーチング入門研修に参加させていただきました。先生は、これからの教員にとって、「学習コーチング」の理解は不可欠だとおっしゃっています。コーチングなんてあまり耳慣れない言葉だな、という方も多いかもしれませんが、いま教育業界注目の学習コーチング、この正体を一緒に探ってみましょう。
今回は、コーチングにおける発問についてご紹介します。

 

 内省を促す発問

人は、見えないものに対してはなかなか動くことができません。よって、あまりに漠然とした「~できるようになりたい」というような目標ばかり立てていては、実際に行動に移すことが先延ばしになったりします。よって、先を見据えながらその人にとって見えるような目標を立てる手伝いをすることが必要です。

限定質問と拡大質問

  1. 限定質問=質問…イエスかノーか。答えが1つ、または限定されている。事実を明確にする、答えを早く求める、コミットメントをとるときに使用する。
  2. 拡大質問=発問…内省させる、思考させて、気づかせる。予測不可でスピードは遅い。5W1Hを多用する。

発問は、この拡大質問をしながらじっくりと相手に聞いていく行為を指します。答えが1つではない質問をしていく、と言うとわかりやすいですね。

発問の作り方

この学校が嫌いですか?

この質問を、発問に変えてみましょう。5W1Hを使ってみます。すると、あくまで例ですが、

いつから学校が嫌いなの?
学校のどんなところが嫌いなの?
をしているとき、学校が嫌なの?
と一緒のとき、学校が嫌なの?
どうして学校が嫌いなの?
学校が嫌いというその気持ちは、例えるとどのような気持ち?

このように、相手にとってはずっと答えやすい問いかけなります。ちなみに、HOWは難しいのであまり使わない、ということも多いそうです。これらの発問は、イエスかノーかの質問をされるよりも、その人がいろいろと考える手助けにもなりますね。

発問のポイント

未来志向で発問する

宿題を忘れました。

と言われたとき、あなたが教員なら何と答えますか?一般的な内容型の発問なら、

なぜ、宿題を忘れたの?

と答えるでしょう。しかし、良い内容型の発問を目指せば、

何があったら、宿題できたと思う?

と言います。潜在的な意識を言葉にして顕在化させることで、そのイメージは増幅します。「なぜ」という意識は、過去に視点がいく詰問になります。一方で「なに」「どうやって」を活用すれば、未来に視点がいき、肯定的なイメージを持たせることができます。学習者に宿題をやらせることを目的とするならば、「宿題をやったイメージ」を持たせる方向に流れを持っていくことが重要です。

 

おわりに

 いかがでしたか。次回はこのシリーズの最後になりますが、発問についてもっと具体的に、詳しく見ていきたいと思います。お楽しみに。

 

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聞く・聴く・承認する。コーチングで信頼関係を築こう!【教育業界注目のコーチングとは②】  
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正解なんてなくていい。だからこそ、これからの教室では発問が大切に。

【イベントレポート】 公教育の未来フォーラム in Tokyo Part.2

記事執筆:かなみん

英語科の教員をめざし、教育社会学を学んでいる大学3年生です。
国内外の教育に関心があります。
少しでも多くの方に教育への関心を持っていただけたら、と思っています。

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