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【7/13~7/19】「制スマホ」に限界・・・困難な「スマホ依存」対策

2014/07/22

カテゴリ
【週刊】教育関連ニュースまとめ
キーワード
教育ニュース スマホ 携帯 携帯電話 フィルタリング 須磨学園 制スマホ 保護者 家庭 学校 トラブル リスク ルール

はじめに

2014年7月13日(日)から7月19日(土)にかけて報道された教育関連ニュースをご紹介しています。本記事では、学校における「スマホ依存」対策についてのニュースをご紹介します。


「制スマホ」に限界・・・困難な「スマホ依存」対策

概要

スマートフォン(高機能携帯電話)を長時間使用する「スマホ依存」などが問題となる中、学校指定の制服ならぬ「制携帯」を導入し、注目を集めていた須磨学園中学・高校(神戸市須磨区)が昨年導入した「制スマホ」を、わずか半年間で従来型の携帯電話に戻していたことが15日、分かった。ゲームに没頭する生徒が増えたためで、学校側は「想定外の事態」と頭を悩ませている。
須磨学園が制携帯を導入したのは平成22年。携帯電話を一律に規制するのではなく、正しい使用方法や危険性を学ばせることが目的で、悪質サイトのフィルタリングや閲覧時間の制限をかけた学校仕様の携帯電話(従来型)を支給。学校がサーバーを管理し、ネット上でのいじめの疑いがあった場合にメールや通話履歴を監視するなど一定の効果をあげてきた。
一方でスマホの普及を受け、昨年4月には高校1年生約520人分にスマホを採用。不要なゲームアプリをダウンロードできないよう、使用制限をかけられる携帯電話会社推奨のアプリを使い、「万全を期したつもりだった」(学校側)。
しかし、スマホを初期化すればゲームアプリをダウンロードできることを生徒自身が突き止め、無断でゲームをする生徒が続出。中には学校管理のパスワードを不正入手して課金する生徒や、没頭しすぎて学校を休みがちになる生徒も現れた。保護者からは「なぜ学校が『ゲーム機』を渡すのか」と苦情も寄せられた。(2014/7/16産経ニュース

本記事では、このニュースを題材に「スマホ依存」対策について考えていきます。


「スマホ依存」のリスク

「スマホ依存」には様々なリスクが潜んでいます。SNSを通じて犯罪に巻き込まれたり、いじめにあったりすることもあります。リスクとは言えないかもしれませんが、睡眠不足に陥ったり勉強が手につかず学力が低下したりするおそれもあります。もちろん、スマホというツールを通さなくてもこうしたトラブルに巻き込まれる可能性はあります。しかし、スマホというツールがこれらのリスクを大きくしていることは事実でしょう。

特に、初等中等教育段階ではネットリテラシーが低いため、リスクに遭遇した際にそれを回避できない可能性が高いと考えられます。大学生でもTwitter等で「炎上」を招く等ネットリテラシーの低さが様々な騒動を招いていることを考えれば、小学生や中学生にスマホをもたせることのリスクは極めて大きいと言えるでしょう。


「スマホ利用」にルールを

それでは、このような「スマホ依存」のリスクをどのようにすれば小さくできるのでしょうか。その主なやり方としてフィルタリングが考えられます。このフィルタリングは、主に青少年のユーザーがふさわしくないウェブページ等を閲覧することを制限するもので、保護者からの申し出が無い限り、携帯電話契約時にフィルタリングサービスを提供することが事業者に義務付けられています。

フィルタリングにも様々な設定があり、特定のウェブページの閲覧を特別に許可したり、夜間のみ閲覧を制限したりと様々にカスタマイズができるようになっていることが多くなっています。

スマホを子どもに利用させる場合は、このフィルタリングも用いながら、家庭内できちんとルールを設定しておくことが重要でしょう。
 

学校ができること

しかし、このニュース記事にもあったように、スマホには様々な抜け穴があります。例えば、Wi-Fi接続を利用した場合はフィルタリングが機能しなくなる場合があります。また、前にも述べたとおり、スマホというツールを利用しなくてもスマホを利用して巻き込まれるようなトラブルと同様のトラブルに巻き込まれることもあります。

そこで、家庭でのルールづくりが重要になってくるわけですが、それを後押しし、実効性を持たせるためにも学校の役割が大きいのではないかと考えます。学校が出来ることとしては、働きかける対象が保護者のものと、それが子どもたちのものの2つが考えられます。

まず、保護者に対してはスマホ、フィルタリング、子どもたちが巻き込まれ得るトラブル等について正確な情報提供をすることが重要です。たしかに、携帯電話を契約する際に携帯電話会社から携帯電話(スマホ)やそこで提供されるフィルタリングサービスに関する情報は得られるかもしれません。しかし、フィルタリングの重要性を知っていないと十分にそのサービスを利用しようとしないかもしれませんし、携帯電話以外のツールを通じてトラブルに巻き込まれる可能性への意識がないために様々な面における家庭でのルールづくりがなされないままになっていまうかもしれません。

また、子どもたちに対しては、トラブルに巻き込まれることの恐ろしさを印象付けることが重要です。前にも述べたとおり、スマホには様々な抜け穴があります。したがって、このような取り組みがなされないと、子どもたちはいくらでも抜け穴を見つけて、危険な行いに突き進んでしまうかもしれません。したがって、具体的な事例を基に、映像資料等も駆使して子どもたちにトラブルに巻き込まれることの恐ろしさを印象付け、子どもたちを家庭でのルールづくりへの協力とその遵守に導くことが必要でしょう。

家庭単体でのルールづくりが難しい場合は、いくつかの事例があるように、地域や学校全体でルールを取り決めることも有効かもしれません。

このように、特にスマホ利用には様々なリスクがあり、それに際するルールづくりが求められています。子どもたちと保護者に最も接触できる学校が、そのルールづくりが進むような環境づくりに中心となって積極的に取り組んでいくべきではないでしょうか。

 

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記事執筆:さくま

都内で政治学を学ぶ大学生です。
みんなが活き活きと生きられる社会を目指しています。

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