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そんなことが!?「必要な力」は学校では身に着けられない【TFJインタビューPart.1】

2013/07/10

カテゴリ
NPOインタビュー
キーワード
TeachForJapan 松田悠介 教育格差 教育問題 教員 教員志望者 リーダーシップ

日本の子どもは全員幸せ?現状を、ご存知ですか?

「日本は裕福で義務教育制度もある。だから、子どもたちは全員学校で満足に勉強できているのだろう。」あなたは、そう思ってはいませんか?

現在、7人に1人の子どもが、学校で学習をするために資金的な支援を必要とし、8人に1人の子どもが、学校の授業を理解することに困難を抱えています。そして、この教育の格差は世代を超えて連鎖していきます。これが、日本の子どもたちを取り巻く現状です。

先日、この問題の解決に取り組まれている教育NPO・「ティーチ・フォー・ジャパン(TFJ)」の代表である、松田悠介様に取材を行わせて頂きました。今回はそのインタビューの様子を対談形式でお伝えします。
 

「社会で必要な力」は学校では身に着けられない!?

(教員ST:)松田様が代表を務めておられる、教育NPO・「ティーチ・フォー・ジャパン(TFJ)」。現在日本中、世界中の注目を集め、メディアで多く取り上げられています。ですが、その活動内容を多くは知らない方もいらっしゃるかもしれません。そこで、まずはTFJについて改めて教えて頂けますか。

——(松田様:)私たちは、リーダーシップを備えた優れた教師を育成・輩出することで、すべての子どもたちが、「夢中になれる力」「考える力」「チームで達成する力」などを身につけ、正解がない中で、新しい時代を切り拓ける教育を目指しています。

問題意識が二つあります。一つが今社会で求められている能力と、学校現場で提供されている教育の質にギャップがあるということ。10年後15年後の社会を生き抜くために必要な学びを提供させていくために教育はあると思っています。的確に社会構造をとらえた上で教員を養成していかなければいけないし、子どもたちに教育を提供していかなければいけない。

20年前、30年前はそれがうまく行っていたと思います。時代は工業化社会だったので、ベルトコンベアの前に立ってある製品を高品質にたくさん作り出す人材が求められていたと思います。その時の教育というのはどういったものだったかと言うと、右向け右、左向け左の教育で、一方的に何か知識を教授し、期間を決めてそこまでにどれだけ暗記が出来るか、偏差値によって人を評価するというものでした。社会の実態と、求められている人材と、そして教育現場が提供しているものがマッチしていたからこそ、日本人は戦後間もない何もないところから、世界で一番の経済大国になったのだと思います。

ただ時代が変わってきています。今は工業化の時代では無く、脱工業化の時代、つまりは情報化であり、新しい価値を創造し続けなければいけない時代に入ってきているのではないかと思います。そのために必要なのはクリエイティビティ・課題解決・リーダーシップといった21世紀型のスキルです。今までであればリーダーシップ、課題解決、想像力というのはトップ層だけに必要なんじゃないかという見られ方をしましたが、恐らく今後は社会構造のどこのレベルであっても、必要になってくるスキルです。大半の職業が10年・15年後になくなるといわれております。単純労働作業というものが今はもう無くなってきております。それこそ海外へのアウトソーシングだとか、もしくは工場そのものを海外に移転させてしまう現状があるわけです。21世紀の時代に20世紀型の教育を提供していては、必要な人材を確保することはできません。このギャップを埋めていく必要があります。

ギャップを埋めていくために必要なコンセプトが、モノでもなくお金でもなく、ヒトだと思います。生きる力、つまり21世紀型のスキル、というものを教員がロールモデルとして、子どもたちに示していかなければいけないのです。そうなりますと、教員も21世紀型の人材である必要があります。私どもとしてはそのような人材を採用・育成し、学校にご紹介するということを行っています。

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記事執筆:瀬戸 亜希菜

教員ステーションの運営スタッフをしている大学4年生です。
教育に携わる全ての方のお役に立てると嬉しいです。

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